堺市立重症心身障害者(児)支援センター『ベルデさかい』

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活動紹介

【ご報告】第30回堺ミーティングについて

[ 2024/10/24 ]

日時:2024年10月18日(金) 18:30~20:30

会場:堺市健康福祉プラザ 3階 大研修室 と ZOOM配信 (ハイブリッド形式)

内容:情報交換会 「みんなでたくさんいろいろなことを話しましょう 其の三」

 

上記、日程、テーマで第30回堺ミーティングを、対面とzoom配信のハイブリッド形式で開催しました。参加人数は、対面 42名、zoom配信 8名の合計 50名でした。参加者の内訳は、医師・看護師・セラピスト・生活支援員・事業管理者・保育士・教員・行政関係者・相談支援専門員など、様々な領域で重度障害児者の暮らしをサポートする多職種の参加がありました。

今回の堺ミーティングは、小児を対象としている施設から現状や課題を情報共有していただきました。いずれはその子供たちが学校を卒業し、地域の事業所の利用者となることから現状を把握しておくということ、そして各事業所の横のつながりを深めることの二点を目標にしました。

 

話題提供として、下記の二か所の事業所からご報告をいただきました。

まず、堺市社会福祉事業団 児童発達支援センターもず園主査である稲垣様より「児童発達支援センターでの現状と課題」についてご報告いただきました。センターの概要、利用状況、そこから見えてきた現状と課題について報告していただきました。時代が移り変わっても一人一人の子どもに向き合い家族ごと支援することの大事さを改めて感じた内容でした。

 

次に、児童発達支援・放課後等デイサービスゴービーPLUS管理者である皆川様から「進路を見据えた支援 -放課後等デイサービスの役割-」についてご報告いただきました。子どもたちが充実した人生を送るために放課後等デイサービスができることとして、小さい頃から移行期を見据えた支援を行うこと、他施設・事業所との連携、情報共有の重要性について報告していただきました。

 

この二つの話題提供を受けて、会場全体で意見交換を行いました。子どもの人生を「たて」と捉え、様々な移行期が訪れる中で途切れない支援の必要性を再確認しました。さらに一人の人を支援する上で様々な事業所との関わりが必要になり、各事業所間の「よこ」のつながりも大事にしていきたいという思いを、参加された方々のコメントから感じ取ることができました。このことはまさに堺ミーティング運営の上での目的の部分であると考えます。時間が足りないと感じるくらい白熱した意見交換が行われたと感じました。継続して各事業所間でのつながりを大事にベルデさかいの地域支援事業を進めてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

【ご報告】第29回堺ミーティングを開催しました

[ 2024/06/24 ]

 

2024年度最初の堺ミーティングを、6月20日(木)に開催しました。

 

昨年度からベルデさかいのセンター長として勤務されています、中谷勝利医師に講師をお願いして、「安全に」「楽しく」「美味しく」、「食べる」「飲み込む」を継続していくために、というタイトルで実施しました。

参加者内訳は 対面43名 オンライン20名でした。

食べることは日々の楽しみでもある反面、誤嚥や窒息は命にもかかわる非常に危険なものでもあります。最近の派遣依頼内容が、障害者の方々の「食べる」「飲み込む」に関する相談が増加しており、今回の企画となりました。

事前に質問や要望もお受けして、健常者の摂食と嚥下の基礎をお話しいただき、障害者の方々の摂食・嚥下の特徴や支援方法の工夫など、解剖や生理学などの専門的知識も交えながら、とても分かりやすく解説していただき、日々の支援に役立つ内容であったと思います。

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2024.6.21

 

ベルデさかい地域支援センター

地域支援担当相談員 渡辺美咲

地域支援部長 小澤明人

【ご報告】第18回くおりあ倶楽部

[ 2024/04/24 ]

 

2024年4月19日(金)ベルデさかいで第18回くおりあ倶楽部を開催しました。

 

コロナの蔓延により中止を与儀なくされていましたが、このたび数年ぶりに再開することができました。

 

今回は感染状況を鑑みて関係事業所のみの参加となり、利用者とふれあいの里かたくら・ベルデさかいの職員で検討会を行いました。

 

今回のテーマは「快適な生活を送るために必要なこと」とし、各事業所での過ごし方を動画・写真を含めて共有しました。

まず安定的な生活を送るために必要な体調管理や日常での取り組みを再確認し、取り組みの継続が必要だと意見がまとまりました。

そして生活を楽しくするためにできることについて事業所間で活発な意見交換が行われました。

 

かたくら・ベルデさかいともに支援の上で大事にしていたのが、利用者の思いをしっかりと確認すること、そして職員側の思いも知ってもらい納得した上で関わるという双方向のやりとりを持ちながら支援していくということでした。

このことを大事にしたうえで、今回参加いただいた利用者の生活が快適なものになるよう今後も検討を重ねていきたいと思います。

 

久しぶりの開催となりましたが、ベルデさかい以外での利用者の様子を知ることができたり、他事業所間での意見交換ができたり刺激をもらえるいい時間になりました。

今後も継続し、利用者の生活がもっと充実するように取り組んでいきたいと思っています。

 

【ご報告】第28回堺ミーティングを開催しました!

[ 2024/02/27 ]

日時:2024年2月16日(金) 18:30~20:30

 

会場:堺市立健康福祉プラザ 3階 大研修室 とzoom配信(ハイブリッド形式)

 

内容:情報交換会 「みんなでたくさんいろいろなことを話しましょう 其の弐」

 

 

 

上記日程、テーマで、第28回堺ミーティングを、対面とzoom配信のハイブリッド形式で開催しました。参加人数は、対面21名、zoom配信16名の合計37名でした。参加者の内訳は、医師・看護師・セラピスト・生活支援員・事業所管理者・教員・保育士・行政関係者・相談員など、様々な領域で重度障害児者の暮らしをサポートする多職種の参加がありました。

 

今回の堺ミーティングは、前回に引き続き、現場で起こる色々な事象や課題などについて、情報共有、情報交換を行いながら、各事業所の横のつながりを深めることを目標にしました。

 

話題提供として、下記の2ヶ所の事業所からご報告をいただきました。

まず、生活介護事業所の紬あけぼのの松本晃典支援員様より、「事業所内のヒヤリハットと事故」をテーマにご報告いただきました。紬あけぼので起こったヒヤリハット、事故の事例を紹介していただき、職員間での情報共有の仕組みや再発防止に向けた取り組みについて説明して頂きました。

 

次に、訪問看護ステーションAILEの看護師の幸川瑞穂様と理学療法士の横川恵美様から、「訪問看護・リハビリでの現状と課題」についてご報告いただきました。訪問時の駐車スペースや、居宅環境、ご家族とのコミュニケーション、行政との連携など、事例をふまえてそれぞれの課題について説明して頂きました。

 

この二つの話題提供を受けて、対面、ZOOMでそれぞれグループディスカッションを行い、情報を交換し、話し合った内容を発表しました。

紬あけぼのの「ヒヤリハットと事故」の話題提供からは、ヒヤリハットや事故がタイムリーに現場の全職員で情報共有され、防止策や対応策を検討することの重要性を再認識しました。

訪問看護ステーションAILEの「訪問看護・リハビリでの現状と課題」の話題提供からは、まずはご利用者およびご家族との信頼関係を築き、そこから事業所や行政とのつながりを作り、ネットワークで支援することの大切さを改めて感じました。

ディスカッションの中では、話題提供で出された課題に関連して、各施設が抱える課題や取り組みが紹介され、情報交換が活発に行われました。話し合いを通して、事業所を超えた職員同士のつながりが生まれたことも、今回の堺ミーティングの成果だと思います。

 

最後に、ベルデさかいの地域支援センターの活動報告と今後の事業方針の説明をさせて頂きました。これまで事業所への地域支援事業はセラピストが主でしたが、今後は医師、看護師も含めて広く医療面の支援を実施したいと考えております。今後もベルデさかいの地域支援事業は、理念や指針にのっとり、地域の各事業所との連携を重視しながら進めてまいります。今後ともよろしくお願いいたします

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

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【報告】第27回 堺ミーティング

[ 2023/09/15 ]

日時:2023年9月7日(木) 18:30~20:30

会場:堺市立健康福祉プラザ 3階 大研修室 とzoom配信(ハイブリッド形式)

内容:情報交換会 「みんなでたくさんいろいろなことを話しましょう 其の壱」

 

 

上記日程、テーマで、第27回堺ミーティングを、対面とzoom配信のハイブリッド形式で開催しました。参加人数は、対面25名、zoom配信12名の合計37名でした。参加者の内訳は、医師・看護師・セラピスト・生活支援員・事業所管理者・教員・保育士・行政関係者・当事者家族など、重度障害児者の多くのライフステージに関わる職種の参加がありました。

 

今回は、堺ミーティング開催後のアンケートに必ずある「情報交換・共有の場が欲しい」という声にお応えしたい思いから企画しました。重度心身障害者(児)にかかわる様々な領域の方々と、現場で起こっている色々な事象・問題・課題などについて、じっくりと情報交換と共有を行う場とすることを目標にしました。

 

 

まず、話題提供として、下記の2ヶ所の事業所からご報告をいただきました。

 

ベルデさかい、通所部門の山口支援員より、「利用者の支援に役立つミニカンファレンス」という内容で、ベルデさかいの通所で行っている情報共有の方法について話題提供をいただきました。次に、エスコープ大阪、生活介護ピース八田西の管理者土佐さま、支援員2名からは、「ご家族とのコミュニケーション対策」というテーマで、日々のご家族とのやり取りの中で生じる誤解や行き違いなどについて、4つのエピソードについて話題提供をいただきました。

 

それぞれの話題に関してグループディスカッションを行い、情報交換と共有、発表を行いました。各施設とも、情報共有の方法に関しては工夫を凝らして行っており、活発な意見交換や情報交換がされていました。また、日々のご家族とのコミュニケーションに関しても、同じようなことで悩み、解決に向けて努力している様子が伝わってきました。コミュニケーションエラーはゼロにはできないまでも、やはり日々の細やかなコミュニケーションの積み重ねが重要であることも再確認しました。

 

それぞれの課題について、答えはないけれど、施設の形態や人数・ご家族の状況などに合わせて、創意工夫を重ねていく必要性を共有できたのではないかと思います。また、どの施設でも同じような課題を抱えながら日々の運営を行っている事を共有できたことも今回の堺ミーティングの成果だと思います。

 

最後に、ベルデさかいの地域支援センターの役割や活動報告をさせて頂きました。改めて、ベルデさかいの地域支援事業の重要性と必要性について、理念や指針にのっとり、連携を重視しながら進めていきたいと思いました。

 

 

この企画は、今後も継続して行っていきたいと考えていますので、「うちも話題提供したい!」と思った施設の方は、ぜひともお知らせください。利用者の生活や健康に関すること、利用者のご家族のこと、日中活動での工夫や失敗談、コロナ関連、職員確保問題、職員教育や支援の質の確保、送迎に関することなどなど、なんでも結構だと思います。日々の悩みも含めて、吐き出す場所にできればいいと思います。

 

そして、ご参加の皆さんの沢山の知恵を出し合い、日々の問題の解決の糸口となるような、そんな時間を作りたいと思います。

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

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ベルデさかい地域支援センター

地域支援担当相談員 渡辺美咲

地域支援部長 小澤明人

ACP勉強会 報告

[ 2023/06/30 ]

6月25日に昨年に引き続き「人生会議」をテーマとし、入所ご家族と入所職員の合同勉強会を行いました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

今回の勉強会では、今年3月ごろに行ったアンケートを軸に、ご家族・職員それぞれの想いを共有いたしました。これからも日々の会話やかかわりを大切に、重ねていければと思います。

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【地域支援】研修会報告

[ 2023/06/14 ]

2023年6月10日(土)と、11日(日)に、コミュニティサポート部門、リハビリテーション部の岸本顧問による研修会が開催されました。地域支援部は共催という形で研修会開催をバックアップさせていただきました。

 

 「重症心身障害児者支援のための間身体操作技術」というタイトルで、講義と実技を交えながらの研修内容でした。受講者26名、ベルデのスタッフ9名、合計35名の参加でした。

 

 対面形式の研修会開催は本当に久しぶりでしたが、感染対策に十分配慮しながら無事に開催することができました。

 

 今回の研修で得た知識や技術を、受講者それぞれの施設で、利用者の皆さんの生活支援に役立てていただけることと思います。

 

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地域支援部長 小澤明人

第26回堺ミーティングについて【報告】

[ 2023/03/03 ]

日時:2023年3月2日(木)19:00~20:45

会場:堺市立健康福祉プラザ 3階 大研修室(zoom配信)

講師:クレヨンキッズクリニック 関谷真一郎先生(前 ベルデさかい診療部長)

講演内容:クリニック・訪問診療医の立場から見る、障害児(者)の地域生活の現状・課題・展望

 

 

上記日程、講演テーマで、第26回堺ミーティングを、対面とzoom配信のハイブリッド形式で開催しました。

 

参加人数は、対面29名、zoom配信36名の合計65名でした。参加者の内訳は、医師・看護師・セラピスト・生活支援員・事業所管理者・教員・保育士・行政関係者・当事者家族など、障害児者の多くのライフステージに関わる職種の参加があり、講演内容への関心の高さを感じました。また、広島県・和歌山県・兵庫県など遠方からの視聴参加もあり、オンラインの良さも感じました。

 

講演内容は、関谷先生の職歴(小児科・NICU・重心施設・訪問診療)ごとに感じ、実践してこられたこと、医療的ケアを有する方々の推移と、法律・医療福祉制度に関すること、障害児者の地域生活の現状や、今後の生活に必要な地域の課題と他職種連携の必要性など非常に多岐にわたるお話と提言をいただきました。

 

また、先生が訪問診療で関わっておられるご家族の「生の声」も伺うことができて、参加者の心に響く内容だったと思います。

 

先生の講演の最後のスライドで示された、「すべての子どもたちの笑顔がもっと輝くように」というメッセージは、私たちの日々の業務で決して忘れてはいけないものとして、胸に刻みたいと思います。

 

活発な質疑応答もあり、とても充実した内容の講演会でした。

 

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ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

当日の研修資料はこちらからご覧ください。

第26回堺ミーティング資料HP用

【地域支援センター活動報告】視線入力装置で遊ぼう!

[ 2022/12/05 ]

12月4日13時~15時

健康福祉プラザ 障害者フェスティバルの

関連イベントとして、大研修室にて

「視線入力装置で遊ぼう!」を開催しました。

 

地域にお住いの障害者の方、支援者の方、お子さまにお越しいただき、

視線入力のカメラを取り付けたノートパソコンで、射的や塗り絵などのゲームを体験して楽しんでいただきました。

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また、同じ会場ではベルデさかいの入所者の皆様に作っていただいた消臭剤を販売しました。入所者の皆様にも、感染対策をして売り子としてご参加いただき、完売しました。社会参加の第一歩です。

 

今回の様子は、次回のベルデネットでもご紹介します!

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

第25回堺ミーティングについて【報告】

[ 2022/08/12 ]

2022年8月10日(水)18:30~

第25回堺ミーティングを実施いたしました。

 

 社会福祉法人コスモス 中南エリア長・ふれあいの里かたくら施設長の上之薗様と、ふれあいの里かたくら施設長代行の中村様を講師にお迎えし、「よりよい地域支援体制の構築をめざして ~コロナクラスター発生の事例から学ぶ~」をテーマに講演をしていただきました。

 

 ベルデ地域支援センターでは、過去約7年間の地域支援事業を継続する中で、堺市内外の各種事業所とのネットワークづくりを行ってきました。

しかしながら、今回のクラスター発生に関しては、このネットワークが全く機能していないことがわかりました。

 

 そこで、今回の堺ミーティングでは、事例を通して地域支援体制の見直し、再構築をすることを目的として開催しました。

 

 講師のお二人にクラスター発生時の利用者様、家族、職員の状況や、事業運営のご苦労、その後の利用者さんや家族の変化、反省点や今後の展望などについてお話しいただきました。

事例から私たちは何を学び、活かしていくべきなのかを考える非常にいい機会となりました。 


 後半は参加者の皆様とディスカッションを行いました。

コロナ禍での重度障害の方々の生活支援と事業継続の困難さについて話し合い、事業所間での支援体制の重要性を確認しました。


 

 今後の地域支援体制の再構築には、SNSでの情報共有方法を活用するなど、実用的で持続した活動ができるように取り組んでいきたいと思います。

 

今回は初めてのオンライン開催ということで、至らない点も多々あったかと思いますが、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。


 改めて、この地域にお住いの、重度の障害をお持ちの方々の生活支援のために皆様のご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。

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